視覚の優位性をいかす重度知的障がい者支援
こんにちは。世話人の岩崎です。
9月に入り、暑さも和らぎ秋の気配が色濃くなってきました。
季節の変わり目は、体調の変わり目。
変化をなるべく小さく抑えて、日々の調子をととのえたいですね。
さて、今回は「視覚の優位性をいかす」というテーマでお話します。
利用者様の特徴は?
言葉でのコミュニケーションは2語程度の単語なら可能。聴覚が過敏です。
このような利用者様にこちらの意図を伝える場合、
①簡潔に単語を伝える。
②ゆっくり話す。
すぐにこのような配慮ができます。
しかし、日々業務に追われている職員にとって、簡単そうでこれがなかなか難しい。
わたしたちは普段無意識に敬語や助詞、接続詞を含めて会話をしています。
利用者様にとって、それらはとても分かりずらいのです。
そこで以下のようなツールを用います。
絵(写真)カード
これなら余計な言葉を介さなくても意図を伝えることができます。
写真は一日のスケジュールを順番に張り付けたものです。
終わったら取り外して下の箱に入れます。
こうすることで今やることと、これからやることが分かりやすくなり、見通しがつきます。
下の写真は週間スケジュールです。
外出先とグループホームだけです。シンプルですね。
このように絵カードや写真を使うことで、利用者様もスムーズにこちらの意図を理解することができます。
また、職員ごとに違ったアプローチの仕方にならず、支援に統一性がもてます。
利用者様も職員も、いかに気持ちよく過ごせるか。
これはとても大切な視点だと感じています。
グループホーム友では随時、見学を受け付けています。
新型コロナウイルス感染予防対策を実施中につき
見学の際は、マスク、検温、消毒、人数制限など、ご協力いただいております。
また、緊急事態宣言中はお断りする場合もありますのでご了承ください。