やってみよう。 挑戦することが大事!!
みなさん、こんにちわ。
グループホーム友の水野です。
今回は、利用者さん(自閉症・ダウン症・知的障害の方)の通院についてお話します。
この利用者さんは通院ができていませんでした。
なぜ、通院できていないのか…。
なんで通院できていないの?
理由を確認すると。
本人が出発のタイミングを決めてしまい動かない。
車に乗って病院の駐車場まで行けたが、降りることができなかった。
いつもと違う動きだと戸惑ってしまう。
通院するためには
①出発時間を分かりやすくしよう。
②行く場所を分かりやすくしよう。
③病院の中に入れるようにしよう。
上記のことを職員で話し合いました。
①出発時間を分かりやすくしよう。
「最近、日中活動に行く時間は遅刻もなく守られていますよね。
その出発時間を利用してはどうですか」とのアドバイスを受け、
いつもと同じ通所時間で出発するという流れを利用してみよう。
出発を通所時間に合わせることが決まりました。
②行く場所を分かりやすくしよう。
病院に行くのを分かってもらうにはどうしよう?
この利用者さんは、日中活動のスケジュールは写真を使っています。
試しに、行く病院の写真を見せたらどうかな。
病院の写真を作りました。
(ここではイラストですが、
実際には行く病院の写真です)
出発前に病院の写真を見せて、病院に行くことを本人に伝えることになりました。
③病院の中に入れるようにしよう。
なぜ車から降りなかったのかを話し合って出た意見が、
「初めての場所で、どう動けばいいか分からず混乱したのかも?」でした。
もしかしたら、何度も体験していくと病院の中に入れるんじゃないかな?
病院に行って、中に入る練習からすることになりました。
練習開始
準備を整え、いざ病院へ行く日になりました。
みなさんに協力してもらい、いつも通りのルーチンを行います。
「1つ目の支援」 出発時間。
職員の動きを変えずに、いつもと同じように誘導をします。
時間も遅れずに動けています。
日中活動の送迎が来るまで、いつも待っている場所に来ることができました。
無事クリア ( ^)o(^ )
「2つ目の支援」 行く場所。
利用者さんへ作っておいた病院の写真を見せます。
ジッと興味深げに見てくれてます。
指さしをしながら、今日は病院に行きますと伝えます。
写真を見て、指をさして答えてくれました。
無事クリア (*^-^*)
「3つ目の支援」 病院の中に入る。
ここが今回の1番難しいところだと思っています。
何故かというと、利用者さんの経験がないからです。
車に乗って病院の駐車場に到着。車から降りるように誘導をします。
利用者さんは周りを見回しながら戸惑っているようです。
誘導を続けて10分後、腰を動かし始めました。
その後も、5分程誘導を続け車から降りることができました。
!(^^)!
更に、15分程かかりましたが病院内にも入ることができたんです。
無事クリア (#^.^#)
結果
時間がかかりましたが、病院内に入ることができました。
病院内に入れるとは思っていなかったので、ビックリです!!
嬉しいことに病院内の待合所で20~30分程、座って待つこともできました。
また、現在も同じ支援を続け、通院が続けられています。
何事も挑戦してみることは大事ですね。
ご見学の際は、感染対策(検温、マスク、消毒)