チャレンジを続けて1年経過~障がい者グループホーム女性利用者編

12月も終わりに近づき、いちだんと寒さが厳しくなってきましたね。

朝夕の寒暖差で毎日、何を着ていいのか悩んでしまう世話人の高口です。

着るものを選ぶという行為は、私たちにとっても利用者様にとってもホントに大変ですよね。

 

さて、今年の初めにはじめて自分で洋服を選んで購入するというチャレンジをした女性利用者A様。

その後もたくさんのチャレンジを続けています。今回はそんなA様のチャレンジを2つご紹介していきます。

A様は昨年の8月にあきる野市にあるグループホーム友に入居された40代の女性。

愛の手帳4度を保持しています。

日中は就労継続支援B型に通所され、お弁当の盛り付けを担当しているそうです。

A様は、これまで自分で洋服や日用品を自ら選んで購入する、物事を選択するということの経験が少なく、与えられた環境の中で生活をしてきました。

そのため、受動的でなんでも与えられるまで待ってしまうのです。

しかし、そんなA様もグループホーム友に来てからは、「自分で選択していいんだ」ということに気づき、徐々に変わりはじめました。

 

チャレンジ① 携帯ショップで住所変更をする

A様はご自身でスマホを持っており、主に通話を目的に使用しています。

ある時、以前暮らしていた施設から連絡がありました。「スマホの住所変更をしていないので毎月の料金のハガキが届いてしまいます」と・・・。

住所変更の手続きをしていなかったためです。

すぐに本人と住所変更の手続きの方法を話し合いました。

方法① スマホ内から住所変更をする。 

方法② 携帯ショップに行き手続きをする。本人からはスマホで手続きをしてみたいと要望があったのでスマホ画面に従って一緒に操作を行いました。しかし、暗証番号がわからず手続きが完了しませんでした。

そして、手続きを完了させるには残された道はひとつ。本人が携帯ショップに行って住所変更の手続きをする・・です。A様は「ひとりで携帯ショップに行けるけど・・・」と言葉では言うものの表情が固く気が進まない様子でした。

そこで本人が携帯ショップでスムーズに手続きができるように練習をすることにしました。

 

ロールプレイで練習をくりかえす

ロールプレイとは実際の場面を想定して、その役割を演じてみることです。携帯ショップに行った場面を想定して私が店員を演じ、A様と一緒に練習を繰り返しました。

私:「いらっしゃいませ。」

A様:「予約したAです。住所変更の手続きに来ました。」

私:「住所変更ですね。それでは、こちらへどうぞ」着席を促す

A様:着席する

私:「こちらに記入お願いします。」白紙の紙を渡す~

こんな感じでコミュニケーションの練習と住所を書く練習をしました。繰り返しているうちにA様の表情が柔らかくなり少し自信がついたようでした。

そして、いよいよ本番の日がやってきました。

当日は予約時間より2時間も早く携帯ショップに到着してしまったようですが住所変更は無事に済ませることができました。

本人に感想を伺うと「店員さんが優しくて何も困ることはなかった。簡単だったよ。」と笑顔で答えてくれました。頭で考えるより「やってみたら簡単だった」そうです。

チャレンジ② 市役所に行って2つのミッションを行う

次にチャレンジしたことは、2つです。

あきる野市役所に行って

1.非課税証明書をもらう

2.自立支援医療の申請用紙をもらう

この2つのチャレンジは手順を紙に書いて説明。市役所に着いたら受付で非課税証明書をどこでもらうか聞く→番号札を取る→呼ばれたら窓口に行く。

次に障がい者支援課で自立支援医療の申請用紙をもらう。などです。持ち物はチェック表をつくり一緒に確認。

そしてロールプレイで練習し、あきる野市役所へ

 

 

チャレンジの結果

2つのミッションのうち1つめの非課税証明書は無事にもらって帰って来くることができました。が・・・

2つめの自立支援医療の申請用紙をもらってくることができませんでした。

理由を伺うと「申請用紙をもらう」のが目的だったのですが、窓口の方に自立支援医療の申請に来たのだと勘違されてしまったとのことでした。A様にとって想定外の展開となり、対応できなくなってしまったのです。

 

「ちょっと難しかった。どうしていいのかわからなかった。」と告げられ少し残念そうでした。

それから話し合いをして今後は用事を済ませる時は1日ひとつと決めました。そうそう、焦りは禁物ですよね。少しずつやっていけばいいのです。

そんなA様の来年の目標は「グループホーム友の職員とたくさんコミュニケーションをとること」

やりたいことは「バドミントン」  購入したいものは「テレビ台」だそうです。

1年前にはやりたいことも欲しいものも言えなかったA様、まだまだチャレンジは続きます。

いかがだったでしょうか?

自分で選択をしてチャレンジを継続しているA様。「できる」ことを増やし生活の幅をどんどん広げています。

 

グループホーム友では、現在Ⅲ棟の入居者様を募集中です。

●利用対象者様

・一定程度の自活能力がある知的障碍者様、精神障碍者様。

・一部の支援があれば生活が可能な方。

★女性専用アパートタイプになります。

★自立度の高い方優先になります。

(例:おひとりで買い物ができる方等)

上記に該当される女性入居者様を募集しています。

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