毎日、洗濯ってしますよね!
こんにちわ。
東京都あきる野市にある「グループホーム友」水野です。
今回は、洗濯がテーマです。
洗濯の支援について長くなるので、2回に分けてお届けしようと思います。
1回目「洗濯物を干すことはできるのか」
2回目「洗濯物をたたむことはできるのか」です。
洗濯支援の前に
ここで大事なのが「本人ができる能力があるのか?できないのか」です。
できる能力があれば進めていけるのですが、できないことはいくら進めてもできません。
どうやって調べるのかというと、
本人に洗濯物を干してもらい、実際にやってみてもらわないとわかりません。
本人にやってもらうと、7~8割できていました。
結果、洗濯の支援を試してみようとなりました。
洗濯の準備
洗濯物を干す行動に必要な物を用意します。
①洗濯物を干すスペースを確保する。
②洗濯物を干すハンガーラックを用意する。
③洗濯干しハンガーを用意する。
以上、3点を用意しました。
洗濯物を置くスペースを用意しよう
一連の流れとしては、服をたたんだ後に服を入れる行動です。
導線を考えると、ハンガーラックと服を入れるコンテナは近い場所にあるのが望ましいです。
服を仕舞うコンテナの側で横幅2m程のスペースを作り、その場所に洗濯物を干すハンガーラックを置くことにしました。
移動距離も1歩程の距離になります。
場所を確保できたので、ハンガーラックを購入しました。
ハンガーラックに干してみよう
洗濯物が洗い終わり、職員が居室へ洗濯物を持っていきます。
職員が初めにやり方を見せます。
続けて、本人にもやってもらいますが、洗濯ばさみで挟むときに洗濯物を落としてしまう時がありました。
よく見てみると、手先を上手く動かせず落としてしまっています。
洗濯物を持っている動きと、洗濯ばさみを開き挟むことが同時に動かすのは難しいようです。
洗濯物を落とした時に、不安定な状態になりました。
不安定な状態を少なくしたい
どうすれば洗濯物を落とさずに干せるだろうか?
悩んでいる時に、この利用者さんを担当している
「相談支援事業所いまここ」の方から電話がありました。
利用者さんが、洗濯物を洗濯ばさみで挟むときに、物を落としてしまうんですよねと話したところ、いまここの方も一緒に考えてくれることになりました。
そして、いまここの方が考えてくれたのが、片手でも挟める洗濯干しハンガーでした。同時に動く動作を少なくしたら、できるようになりませんかねと紹介してくれました。
購入して利用者さんに試したところ、洗濯物を開く動きがなくなり片手だけで挟むことができるので、落とす回数が減少しました。
相談すること
自分1人で抱えていたら、きっとこの発想には至らなかったと思います。
周りに相談することで解決の糸口になりました。
なにより、利用者さんの負担軽減に繋がったのが嬉しいです。
1回目の報告は以上になります。
次回、洗濯の支援2回目になります。
お楽しみに!
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