「朝は着替えたくない!」をどう解決する?
こんにちは。グループホーム友、世話人の岸です。
8月の終わりが近づき、秋の足音が聞こえてくる頃になってきました。
しかし、涼しくなってきても油断せずに水分をこまめにとるなど、
熱中症対策には気を付けていきたいです。
T様の朝の着替え
3月のブログで利用者のコロナ感染者がゼロになったことをお伝えしました。
しかし、その後もコロナ禍の影響は続きました…
利用者様の中には、毎日のルーティンが崩れてしまうと
行動の拒否が出てしまう方がいらっしゃいます。
友に入所されているT様もその一人です。
T様は朝食をとる前に着替えを行うルーティンでしたが、
コロナ禍で「いつもの生活」ができなくなり、
朝の着替えを拒否してしまうようになりました。
支援の見直し
T様は着替え拒否をするようになってからは
着替えをして朝食をとる日もあれば、
着替えをせずにそのまま朝食をとる日もあり、
ご本人もどれが正しいのか「わからない」という悪循環になっていました…
そこで、行動のパターン化、ご本人がわかりやすい提示のやり方ができるように支援を見直しました。
ルーティンの変更
まず最初に、
「着替え→朝食→歯磨き」のルーティンを
「朝食→歯磨き→着替え」に見直しました。
歯磨きをしている間に、職員が「着替えやすいお部屋」を準備できるからです。
さらに、着替えの時はお部屋にパーテーションを張ってテレビ、ベッド、外の景色などの情報を隠します。
≪パーテーションを張る前≫
↓
≪パーテーションを張った後≫
最初はなかなか着替えることができない日もありましたが、根気強く支援を行いました。
その結果…
現在は職員が見守りつつではありますが、T様の朝の着替えの拒否はほぼ消失してきました!
協力して頂いた職員の方には感謝してもしきれません…
コロナの影響は感染した時だけでなく、
感染した後にも影響を及ぼしてしまうのをまざまざと感じさせられました。
より気を引き締めて、手洗いうがい、消毒、マスクの着用など
自分でできる感染対策を実施していきたいです。
現在、グループホーム友では男性1名の入居者を募集しています。
障害支援区分5・6の方で、知的・自閉傾向のある成人の方が対象です。
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