女性利用者様がセルフレジに挑戦してみた

みなさん、こんにちは。グループホーム友の高口です。

夏から一気に冬になり、暑さと寒さの入り混じった11月をいかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、最近は飲食店や食品スーパーなど慢性的な人手不足によりセルフサービスが主流になりつつありますよね。

飲食店では、店員さんに食べたいもを注文するのではなく、備え付けのタブレット端末を使用して自分でメニューを選び、数量を入れて注文。そして配膳ロボットが運んできたりします。

 

スーパーやドラッグストアでも、一部にセルフレジが導入されています。

そんな中、グループホーム友の近くにある食品スーパーでもセミセルフレジが導入されました。

 

 

セミセルフレジってなに?

セミセルフレジとは

買い物カゴに入っている商品は店員さんが、バーコードを読み取りまでしてくれます。その後のお会計だけは、タッチパネルなどを操作して自分で支払い方法を選択して支払いをするシステムのことです。

 

 

グループホーム友では、女性利用者様は、日用品、昼食などをご自分で購入する機会が多めです。

「できる」ことを増やして自由にお買い物ができるように日々、練習をしているからです。

 

 

しかし・・・

いつも利用していた食品スーパーにセミセルフレジが導入されたことで、これまで1人でお買い物に行けていた利用者様が

操作が難しいという理由で遠くのコンビニまで行っていました。

セルフレジに挑戦してみる

M様は、平日は就労継続支援B型に通所され、土日はお休みです。

土日は、ご自分でスーパーに昼食の買い物に行っていましたが、セルフレジがうまく使用できないことを相談できずにいました。

あるとき、M様に買い物で困っていないか伺ってみると「大丈夫」という言葉が返ってきましたが

ホントに大丈夫なのかいつものスーパーまで買い物に同行してみることにしました。

すると、昼食のパンを選びレジに並ぶところまではスムーズに行ってましたが支払いのタッチパネルの操作は少し戸惑っていました。

そこで、1つずつ説明をするとゆっくり画面を読みながら操作できていました。

以下は、実際に本人が行った操作です。(※お店には写真撮影の許可を得ています)

 

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M様 セルフレジの感想

最初は不安げな表情でしたが、操作をゆっくりやってもいいんだと気づけたことで

「簡単だったよ。もう覚えたから大丈夫。」と安堵の表情に変わりました。

確かに、新しいことに挑戦するときの「はじめの一歩」って誰でも勇気がいりますよね。

M様は、なんでも1回、やってみるとすぐに覚えることができるので自信につながったようです。

これで、わざわざ遠くのコンビニまで行かなくても大丈夫になりました。

 

 

今後のセルフレジの行方

セルフレジは便利でもありますが、一方で苦手意識が強く使用を避けている方もいるそうです。セルフレジを導入したスーパーから高齢者の方や操作に慣れない方が、有人レジのスーパーへと移っていっているとか・・・

 

海外でもセルフレジ廃止の動きが出ているようです。イギリスの大手スーパーは全面的にセルフレジを廃止。アメリカのウォルマートや

コストコでも一部の店舗でセルフレジを廃止にしているそうです。

 

セルフレジ廃止の理由は、お客様からの苦情だそうです。

効率を求めるために導入したセルフレジは、操作が遅く、有人レジの方が速いとか・・・冷たい感じがするとか・・・

人と人の繋がりを必要としている人たちが、置き去りにされているとか・・・理由は様々なようです。

 

振返ってみると、数年前から電子マネー、QR決済、ロボット、セルフレジなど急ピッチで進んでいますね。

便利さや効率さが追及されていく一方で、そんな変化についていけない方がいることも事実です。

 

今後はどうなっていくのでしょう。

 

グループホーム友では、本人の意思を確認しながら新しい変化に対応できるよう支援を行っていきます。

 

 

グループホーム友では、随時、見学や体験泊などを受付けておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

ご連絡お待ちしております。

障がい者グループホーム 友

東京都あきる野市秋留5-2-14

  042-532-2740

 

 

 

 

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