グループホーム友に入居すると糖尿病が改善する!?

こんにちは。

グループホーム友、世話人の岩崎です。

今は昔とちがって、好きなものを好きなだけ食べられる時代です。

良い時代になりましたよね。

でも、逆にそのせいでいろいろな病気が増えています。

その一つが、生活習慣病です。

そして、そのなかには糖尿病も含まれます。

糖尿病はどんな病気?

糖尿病は、インスリンの分泌がない、もしくはインスリンの働きが十分でないために血液中のブドウ糖が増えてしまい、血糖値の高い状態がつづく病気です。

インスリンは、ブドウ糖を細胞に取り込んで、血糖値を下げてくれるホルモンです。

血糖値が高くなると、血管が傷ついて、合併症につながってしまいます。

糖尿病は進行すると、のどが乾く・トイレが近くなる・疲れやすい・体重が減るなどの症状が現れます。

合併症を併発しやすい病気でもあり、全身にさまざまな症状があらわれます。

血糖値が高い状態で入居された利用者さま

グループホーム友には、血糖値が高い状態で入居された利用者さまが2名いらっしゃいます。

ご自宅で生活されていたときに、ジュースやお菓子など、甘いものを制限することはとても難しいと思います。

ところが、友で生活をつづけていくことで、少しずつ血糖値が下がって正常範囲内におさまってきました。

定期的に通院して、主治医に観てもらいながら、少しずつ薬を減らしていきました。

そして現在、お二人とも血糖値を下げる薬は飲んでいません。

血糖値が下がる4つの理由

では、どうして高かった血糖値が下がったのでしょうか?

理由の1つ目は、グループホームに入居したことがあげられます。生活環境が変わると、利用者さまもルーチンの変更を受け入れやすくなります。そのタイミングに合わせて、ジュースやお菓子などを食べる習慣を中止することができます。

2つ目に、カロリー計算された食事の提供があげられます。

3つ目に、おやつなどは決まった時間に少量提供し、その他の間食は余暇活動における外出で食べていただくようにしています。

4つ目に、通所先の生活介護「笑」のウォーキングがあります。毎日しっかり歩くことで必要な筋肉が付き、カロリー消費も多くなります。

このように、食事管理と運動をうまく組み合わせた生活をつづけることで、高血糖だった利用者さまも少しずつ正常範囲内におさまってきます。

どんな糖尿病も食事療法と運動療法が改善の要

糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型があります。

Ⅰ型糖尿病(糖尿病全体の約510%の割合)は、すい臓のインスリンを分泌する細胞(=β細胞)が壊される病気です。遺伝因子が強く、比較的若年層で発病しやすいのが特徴です。

Ⅱ型糖尿病は、糖尿病全体の90%以上を占めます。40歳以上に多いのですが、若い方の発症も増加傾向にあります。遺伝的な影響に、食べ過ぎや運動不足による肥満、ストレス、喫煙、睡眠などの生活習慣が関わって発症します。

食事療法の要は、糖質は10%オフにして、食物繊維を多く摂ることです。

運動療法の要は、筋肉を付けて、脂肪を燃やすことです。糖を吸収しやすくして、インスリンの効きが良くなる体をつくります。運動によって内臓脂肪が減ると、インスリンの効きがよくなって、血糖コントロールもしやすくなります。

グループホームと生活介護はワンセット

社会福祉法人SHIPでは、来年あらたに重度のグループホームを開設する予定です。

それに伴い、生活介護事業所も併せて開設します。

生活の場と、通所の場を一緒に開設することで、生活のリズムが保たれ、健康面にも配慮しやすくなります。

二つの事業所間の職員が密に連携することで、利用者さまの変化にも素早く対応することができます。

 

 

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