利用者さまの余暇の充実

こんにちは。

グループホーム友、世話人の岩崎です。

みなさん、余暇は充実していますか?

わたしは、身体を動かすことが好きなので、休みのたびに外出しています。

さて、今回は利用者様の余暇支援の取り組みを紹介します。

 

暇があれば寝てしまう

K様は、本を見たりノートに文字や絵を書いたりすることができます。

これまでは、そうやって余暇を過ごしてきました。

でも、何年も同じことをやっていては次第に飽きてしまいます。

案の定、本やノートの時間は徐々に減っていき、休日はベッドで寝ているという状態になってしまいました。

しかし、これでは夜寝られなくなってしまいます 。       

そこで、どうしたら起きていてもらえるかを考えました。

利用者さまの「得意」を活かす

まず、取り組んだのはK様の能力を活かした支援です。

簡単な計算や漢字の書き取りができるK様に、プリントドリルをやってもらうことにしました。

小学校1年生レベルの漢字書き取りや計算ドリルを5枚ほど提供します。

すると、30分ほどで終えて持ってきてくれます。

計算や漢字の書き取りは得意そうです。

ただ、文章問題は苦手な様子でした。

今回は「余暇を有意義に過ごしてもらうため」というのが目的です。

なので、難しい問題を解けるようになる必要はありません。

それより、本人が最後まで集中して取り組めるものを提供し、自信を深めてもらいたいです。

わたしたちでも、難しい問題をやらされ続けたら嫌になってしまいますよね。

利用者さまの「好き」を活かす

次に取り組んだのは、K様が好きなことに取り組んでもらうことです。

K様は、芸能人の名前を良く知っています。

詳しく聞いてみると、どうやらある女優さんが好きなようです。

そこで、一緒に本屋へ行き、その女優さんの写真集を買ってきました。

予約した写真集を、店員さんが本人の前に差し出したとき、とびきりの笑顔を見せていました。

わたしはK様を3年ほど担当していますが、はじめて見せてくれた満面の笑みでした。

利用者さまの「趣味」活かす

K様は、通所先では歌詞の書き写しに取り組んでいるという情報を得ました。

また、お母さまに聞くと、グループホーム友に入居する前は、よくテレビで歌番組を観ていたそうです。

音楽好きですか?と本人に聞くと、「カセットテープ」と返答がありました。

どうやら、ラジカセで音楽を聴いていたようです。

そこで、CDラジカセと80年代のJポップが入ったオムニバスアルバムを購入しました。

休日の過ごし方が改善

休日寝てしまっていたK様は、プリントドリルや本、CDラジカセのおかげで、日中起きていることができるようになりました。

お気に入りの曲は、渡辺美里の「マイレボリューション」です。

K様にとってこの曲は、観ていたアニメのイメージで覚えていたようです。

お部屋からよく聞こえてくるこの曲に、好きなんですか?とたずねると、「シティーハンター」という答えが返ってきました。

もしかしたら「ルパン三世」や「キャッツアイ」などのアニメソングも知っているかもしれません。

身の回りのことができるようになるだけでなく、どうしたら利用者さまがグループホーム友で楽しく過ごせるようになるか。

あたらめて、余暇を充実させる支援は大切と感じました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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